インターネットユーザーを成果報酬型の広告に誘導して購入させることで、アフィリエイターは報酬を得ることができます。
ただ、インターネットユーザーを広告に誘導することは、なかなか難しいものです。
記事が商品の魅力を十分に伝えきれていないと、ユーザーは立ち去ってしまうからです。
そのため、ユーザーの興味を惹きつけるような記事を書く必要があります。
ただし、その表現方法には気を付ける必要があります。
消費者を守るための法律……薬機法(薬事法)や景表法が存在するからです。
目次
薬機法(薬事法)や景表法とは?
薬機法(薬事法)や景表法とは、消費者を守るために作れた法律のことです。
例えば、ぽっこりお腹が痩せるダイエットサプリがあったとします。
1ヵ月で10,000箱が売れた商品であり、口コミも上昇でした。
さて、このサプリメントにはダイエット効果があるでしょうか?
その正解は、使ってみなければ分からないです。この世に万能の薬など存在しないからです。
人の体は同じように見えますが、遺伝子の組み合わせによって少しずつ異なっています。
そのため、99人に効果があっても、100人目が効かない場合もあるわけです。
もし、その100人目の購入者があなただったら、どんな気持ちになるでしょうか?きっと、損をした気分になると思います。
そうした消費者を守るのが、薬機法(薬事法)や景表法というわけです。
そのため、『絶対に痩せる』とか『誰もが効果を実感している』といったキャッチコピーは、これらの法律に触れます。
薬機法に違反すると、最大で5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金が課せられることもあるのです。
そして、この責務は企業だけに課せられたものではありません。
ブログで成果報酬型の広告に誘導する際にも、同じことがいえます。
自分が作った商品ではなくても、消費者を購入させる動機になっているからです。
なので、「知らなかった……」では済まされません。
アフィリエイトを目的としたブログを運営する場合は、薬機法(薬事法)や景表法に触れない表現方法を使う必要があります。
大丈夫な表現方法とは?
薬機法(薬事法)や景表法に触れない表現方法は様々です。
まずは、効果を断定しない書き方が一般的です。
「ダイエット効果があります」ではなく、『ダイエット効果が期待できます』といった具合です。
次に、表現方法が引っかかりやすい単語ではないかもチェックする必要があります。
例えば、『アンチエイジング』はアウトです。
『アンチエイジング』という言葉は、すでに若返りという意味になるため、薬機法に違反します。
そのため、「この成分にはアンチエイジング効果があります」ではなく、「この成分には抗酸化作用が含まれています」になります。
ただ、これらを忠実に守った記事では、なかなか相手には響かないと思います。
そこで、薬機法(薬事法)や景表法には触れず、けれど相手に伝わりやすい表現方法を取る必要があります。
それは、体験談を紹介することです。
「私はこれを使って痩せることができました」という体験談は、あくまで感想であり、効果を断定しているものではないからです。
しかも、体験談は実際に使ったことがある人間の意見であるため、その商品に興味があるユーザーがもっとも探し求めていた情報となります。
そのため、体験談でうまく商品を紹介してあげると、成約率がアップするのです。
まとめ
薬機法(薬事法)や景表法は、消費者を守るために作られた法律です。
そのため、商品の販売をサポートするアフィリエイターもまた、この法律に準ずる必要があるのです。
ただし、薬機法(薬事法)や景表法を忠実に守った文章は、あまり魅力的ではありません。
「~が期待できる」「~の可能性がある」とばかり続いている文章を見ても、インターネットユーザーは、その商品を使って効果が得られるとは思えないからです。
なので、その商品を使うことは価値があるとアピールする必要があります。
だからこそ、もっとも効果的で、薬機法(薬事法)や景表法に違反していない表現方法である体験談を用いるのが良いのです。
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